第13回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の大会長を拝命しました。大きな責任と期待を感じながら、日々準備に取り組んでおります。今回の学術大会のテーマは「今、プライマリ・ケアの真の価値を考える〜さまざまな立場・環境をつないで〜」です。
各地域において、コロナ禍で大変な日々を過ごされていることと思います。コロナ患者さんへの対応や地域での対策においても、改めてかかりつけ医やプライマリ・ケアの必要性は再認識され、期待と共に責任ある対応も求められるようになりました。プライマリ・ケアの世界には、家庭医や病院総合診療医、そして医師のみでなく、看護師や薬剤師、歯科医師など、実にさまざまな立場や環境で働く方々がいます。立場や職種による幅広さも重要ですが、まさに今、「プライマリ・ケアの真の価値とは何か?」を考える機会なのではないでしょうか。今回の学術大会では、あらゆる立場や環境を超えたプライマリ・ケアの価値について考える様々なセッションを企画しております。
また、初めてハイブリッド開催という新たなチャレンジも行いました。子育てや日々の診療等によって、会場にお越しになることができない方にも気軽に楽しめるライブ配信やオンデマンド配信を数多く用意しております。また、視覚的にもわかりやすいWebサイトも構築中です。
そしてパシフィコ横浜の会場では、新たな出会いや繋がり、そして学術的興奮や感動を一緒に感じられる空間設営を目指しました。横浜の海と風を感じながら、久しぶりの仲間との再会はいかがでしょうか。まずはこの大会ホームページからもその雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです。本大会では、実行委員やJPCAの皆さま、そして関係団体等、多くの方のご協力を頂いております。ぜひ、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。